ファインバブルを浴びると身体が温まる?根拠を調査

温浴効果
  • ファインバブルで通常のシャワーより温まるって本当?
  • なぜファインバブルを浴びると温浴効果があるの?
  • 普通のシャワーより本当に温まの?真実を教えて!

近年ファインバブルの特異な効果が注目され、美容・農業・産業・医療など多く分野で注目されています。そのファインバブルの効果の一つとして温浴効果があると言われています。通常のシャワーヘッドからファインバブルを生成するシャワーヘッドに変えると入浴後の体温が上がるという効果です。

小さい気泡を発生するだけで本当に温浴効果があるのでしょうか?原理が想像できず、にわかには信じがたいですよね。

私は高専・国立大学・大学院で化学工学を学び修士号を取得、その後は上場企業の技術者として働いており約12年間 工学に携わってきました。

そこでこの記事では、これからファインバブルを生成するシャワーヘッドを導入しようと考えている人に向けて「ファインバブルの温浴効果の原理と実際に使ってみた結果」について解説していきます。

この記事を読めば、各メーカーの温浴効果とその原理が理解できるでしょう。

ファインバブルの温浴効果

ファインバブルによる温浴効果は主にシャワーヘッドを販売している各メーカーが公表しています。

株式会社サイエンス ミラブルプラス

ファインバブルシャワーとして有名なミラブルプラスでは入浴前に比べ+2.9℃肌表面温度が上がると公表されています。ただ通常のシャワーと比較したデータがないため、単純にシャワーのみの効果により表面温度が上がったのかは分かりません。

条件=水温:37℃/室温:20℃/吐出面より測定対象を30cm離して水流を30秒あてた後、肌の表面温度を測定。
出典:サイエンス株式会社 ミラブルプラス

Refa FINE BUBBLE S

続いて最近CMを打ち出し知名度が上がっているRefa FINE BUBBLE Sではファインバブルを含んだ浴槽に入浴した際に、入浴前と比べて16%表面温度が上昇したと公表しています。

こちらもミラブル同様、通常のファインバブルなし入浴のデータがなく、ファインバブルの温浴効果を比較できませんでした。

被験者に約40℃の湯船に5分間浸かってもらい、その入浴前後での皮膚表面温度の変化を測定。【被験者】男性12名(平均年齢45歳)【試験品】シルキーバス入浴:FINE BUBBLE(バブルコントロール1)通常入浴:FINE BUBBLE(バブルコントロール0)【測定機器】サーモグラフィー【測定条件】室温約20℃の部屋で約20分順化。シャワーからお湯を常に流水させた状態で5分間入浴。入浴前、入浴直後、5分後、10分後を測定。 ※ReFa FINE BUBBLEを使用した結果です。
出典:Refa FINE BUBBLE

田中金属製作所 ボリーナ

ボリーナではノーマルシャワーヘッドと比較してファインバブルを用いたシャワーで肌表面温度差が約6倍上昇したという公表されています。他メーカーのシャワーヘッドと比べてファインバブルシャワーで明確に湯冷めしにくいとと言われています。

出典:田中金属制作所 ウルトラファインバブルシリーズ

各メーカにて温浴効果の実験をしており効果が見られていますが、原理的な面は全く記載されていませんでした。そこで次にファインバブルを用いた温浴効果について研究した論文について解説していきます。

温浴効果のメカニズム

ファインバブルの温浴効果について論じた研究というのは数は少ないですが発表されています。2020年西村らの研究ではウルトラファインバブル(UB)浴、マイクロバブル(MB)浴、さら湯(FW)浴の3つを比較して入浴前後の平均体温を測定・観察実験を行っています。

この実験では入浴前と入浴後の平均体温差はマイクロバブル(MB)浴が最も高くなりました。(Fig.4b)

出典:西村直紀ら他2名、ウルトラファインバブル浴の温熱生理学効果、日本温泉気候物理医学会

マイクロバブル浴の温浴効果が高くなった理由として、バブル浮上や発泡により湯の対流が生じ熱伝達が促進されたためだと考察されています。

簡単にいうと泡によって湯がかき混ぜられることで、お湯の熱が身体に伝わりやすくなったということです。

例えば、暑いときは扇風機を浴びると涼しいと感じます。これは風により皮膚表面の境膜(抵抗)が薄くなり熱が伝わりやすくなるためです。入浴の場合も同様でお湯の中に流れがあると、皮膚表面の境膜(抵抗)が小さくなりより熱が伝わりやすくなります。

以上のような理由からファインバブルを使用すると温浴効果が発生すると考えられています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました